ミシンに挑戦
2007年 03月 11日
ただ今、ミシンに挑戦しています。
普通の布を縫うミシンも使っているのですが、今回は皮を縫うミシンに挑戦しました。このミシンでは、太鼓を吊るバンドを作る時に使用しています。写真の物(もう一つの写真は試し縫いをした皮の写真です。)なのですが、話に聞くと30年以上前に中古品として購入したそうで、かなり古い物のようです。普通のミシンは、上下に一本ずつ糸を通して縫いますが、このミシンは上から通した一本だけで縫う珍しいものです。
最近はあまり出番が無いそうで今回久しぶりに使用する為、まずはミシンの各部に注油を行いました。
そして、電源を入れ、試し縫いをしてみると、バチン、バチンと普通のミシンより太目の針が皮を刺して縫っていきました。皮用のミシンという事で普通のミシンよりパワーがあるみたいです。「こんなミシンに指を縫われたら痛いだろうなぁ~。」と思っていると突然、「ブチッ!」という音が…。糸が切れてしまったのです。原因は糸の通りが悪かったようで調整を行うことに…。
再度電源を入れてみると今度は異音が…。音のなっている部分を探し、何の音なのか調べると、原因は油切れを起こしている部分があり、それで音がなっているみたいでした。
その部分にも注油しなおし、もう一度電源を入れると今度はモーターとミシンをつないでるベルトが空回りし、ミシンが動かない…。ベルトの張りが弱くてベルトが滑っていたのです。
ベルトの張りも調整しなおしなんとか縫う作業が出来るようになりました。
今回、縫ってる時間より修理、メンテナンスをしている時間の方が多くなってしまいました。これ以上はトラブルが起きなければいいのですが…。ミシンに嫌われているようにしか思えない最近です。
by taikomasa
| 2007-03-11 23:58
| 職人1号ブログ