鉋がけ
2010年 06月 23日
太鼓の胴を削る工程で鉋(カンナ)がけがあります。
最近、新調の太鼓の鉋がけを何本か行っているのですが、気にしだしたらキリがありません。
作業を見ていると、胴の外側をぐるっと一周鉋を当てるだけなのですが、やってみると結構難しいものです。
鉋を当てる前でも見た感じでは丸くなっていますが、実際は結構凹凸があり、鉋を当てずに塗装を行うと塗装ののりも良くないのです。
出っ張っている部分を削っていき、低くなっているところと高さを合わせながら削ります。
しかも、木目に合わせて鉋を当てる方向も変えます。
木目に合った方向で鉋を当てないとむしれてくるのです。
そして、鉋の刃の状態によっても仕上がりに大きく影響があったり、同じ一本の胴でも場所によっては硬いところがあったり、軟らかいところがあったり・・・。
作業自体、見た目は地味で簡単そうに見えますが、気になりだしたら結構奥の深い作業です。
そしてそして地味な割に体力も使います。
その地味な作業を進め、最終的に塗装をして太鼓らしくなると、それまでの疲れがちょっと和らぎます。
しかし、その太鼓が音頭などの太鼓だったらバチで胴を打つのでボロボロになってしまうこともあります。
仕方のないことではありますが、作った者からしてみたらちょっと悲しい部分もあります。
(本当に仕方のないこととはわかってますが・・・。)
せめてお客様にお渡しした時はきれいな胴であるように、明日以降も私は鉋がけを地道に進めていきます。
最近、新調の太鼓の鉋がけを何本か行っているのですが、気にしだしたらキリがありません。
作業を見ていると、胴の外側をぐるっと一周鉋を当てるだけなのですが、やってみると結構難しいものです。
鉋を当てる前でも見た感じでは丸くなっていますが、実際は結構凹凸があり、鉋を当てずに塗装を行うと塗装ののりも良くないのです。
出っ張っている部分を削っていき、低くなっているところと高さを合わせながら削ります。
しかも、木目に合わせて鉋を当てる方向も変えます。
木目に合った方向で鉋を当てないとむしれてくるのです。
そして、鉋の刃の状態によっても仕上がりに大きく影響があったり、同じ一本の胴でも場所によっては硬いところがあったり、軟らかいところがあったり・・・。
作業自体、見た目は地味で簡単そうに見えますが、気になりだしたら結構奥の深い作業です。
そしてそして地味な割に体力も使います。
その地味な作業を進め、最終的に塗装をして太鼓らしくなると、それまでの疲れがちょっと和らぎます。
しかし、その太鼓が音頭などの太鼓だったらバチで胴を打つのでボロボロになってしまうこともあります。
仕方のないことではありますが、作った者からしてみたらちょっと悲しい部分もあります。
(本当に仕方のないこととはわかってますが・・・。)
せめてお客様にお渡しした時はきれいな胴であるように、明日以降も私は鉋がけを地道に進めていきます。
by taikomasa
| 2010-06-23 21:10
| 職人1号ブログ